夜明けのチャイ カレー粉・チャイのワタナベカリー店

夜明けのチャイのこと

夜明けのチャイ

インドへは1回しか行ったことがない。
「深夜特急」を読んで以来、カレー大好きな私はインドへのバックパッカーに憧れ、
新婚旅行はインドに行きたい!と言い張った。
真新しいリュックを背負って、外見はバックパッカー気分だったけれども、びびりな私は全然余裕なく(良くも悪くも素直な旦那さんはだまされかけ)、行きたいところへは半分も行けなかったし、夕方になったらぐったりして外へ出られなかった。
とにかく移動するのに精一杯だった。

カレーはかの有名なカリムホテルへ行くことを楽しみにしていたけれど、独立記念日と重なって休業していて、近くの食堂で食べた。ホテル(スタンダートクラスなのに、怖かった…)でも食べた。車内販売のカレー弁当も食べた。
チャイも飲んだ。屋台で、カフェで、車内で。

でも、とびきりオイシイものには出会えなかった。

ラッシーも大好きな私は、バラナシでラッシー屋さんに行きたかったけど、雨期でガンジス川は満水だった。
ガイドブックに載ってるガンジス川とは全然ちがった。ラッシー屋さんへは行けなかった。

思い描いていたインドとは全然出会えなかったけど、ただ歩くだけでエネルギーをぶつけられるような感じは忘れられない。
インドのチャイは熱くて甘かった。結局憧れはつのるばかりだ。
インドにも、インドを自分らしく旅することができるひとにも憧れている。

こうしてカレー粉を作っていたりすると、インドによく旅していると思われたりする。
旅先で感じたモノ、でお店を作られているひとに出会うと、心底かっこいいと思い、
それに比べて私は経験や体験がない、と自信をなくす。

でも昨日、安曇野ひつじ屋の店主高橋さんとお話していて、「インドに、旅に、強く憧れている女の子のカレー粉屋」でもいいじゃないか、と思った。(高橋さんもかっこいいと思うひとの一人)
旅するカレー粉屋、もとい、旅しないカレー粉屋。
インドの映画を見て、いろんなひとの紀行文を読んで、私がオイシイと思うカリーやチャイを作る。日本の石臼とすり鉢でゴリゴリグルグルと。

夜明けのカフェオレ カレー粉チャイ売ってます

最近、山尾三省にハマっております。山尾三省の「インド巡礼日記」図書館で借りてきた。
楽しみ。

2015年の20週目に綴る